ご相談内容
隣で外壁塗装の工事をしている時に、屋根が割れていることに気が付き、お伝えさせていただきました。
近隣で外壁を塗り替える人が増えてきて、自分の家もそろそろかな?と思っていたところだったので、お見積りを出して欲しいと仰っていただきました。
せっかく塗り替えるなら『おしゃれな外壁にしたい!』と奥様が、 Leaf Designのデザイン塗装技術に魅力を感じてくださいました。
施工データ
施工内容 | 外壁塗装 屋根塗装 シーリング工事 ベランダ防水 |
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カラー | 上下塗り分け オーダーメイドデザイン塗装 多彩色 |
施工エリア | 大阪市鶴見区 |
建物 | 2階建て 築年数15年 |
使用材料 | 【外壁】 下塗り:パーフェクトサーフ 中/上塗り/柄付け:ファインパーフェクトトップ(ラジカル塗料) クリヤー:UVプロテクト4Fクリヤー(フッ素塗料) 【屋根】 下塗り:ファイン浸透シーラー 中/上塗り:ファインパーフェクトベスト(ラジカル塗料) |
工期 | 約40日 |
施工前の現場状況
弊社からのご提案内容やカラーシュミレーション
ご契約後の施工中の様子
デザインサンプル作成
外壁塗装工事を始める前に、奥様がイメージしているデザインを実際の外壁を使ってデザインのサンプルを作り、イメージの擦り合わせをしました。
ダブルトーンまでは、ほとんどの塗装屋さんができると思いますが、その上の3色、4色、5色を使った『多彩色』のデザイン塗装ができる塗装屋さんは弊社を含めて、数少ないと思います。
さらに色の調和を考えて、おしゃれに見える配色を提案するのも職人のセンスにかかっています。
今回はカラーコーディネーターの有資格者によるサンプル作成です。
写真を見ていただければわかる通り、沢山のデザインサンプルを作成して、一番イメージに近いものを選んで頂けるようにご提案しました。
デザインが決まるまで、何度も足を運び、1週間以上打ち合わせを重ねて、なんとかデザインが決まりました。
足場組み立て
さぁ、工事を進めていきます。
まずは足場組み立て工事です。
飛散防止のネットもしっかり取り付けて、完了です。
高圧洗浄
まずはお家全体を高圧洗浄でしっかりと洗います。
長年の汚れを落として、塗料、シーリングがしっかりと密着する状態にします。
※高圧洗浄風景の動画がありませんでした😭
シーリング工事
続いてはシーリング工事です。
サイディングボードでは、ボードの継ぎ目に必ずシーリングが入っています。
このシーリングは新築の時からメンテナンスしていない場合、ほぼ間違いなく劣化しています。
シーリングはゴム性のものなので、紫外線を浴び続けると縮む性質があります。
また、どんどん硬くなり、本来の柔軟性がなくなってしまい、シールの割れやひび割れなどに繋がり、ボードとボードの間に隙間空いてしまいます。
ボードの継ぎ目のシーリングは既存のものを撤去する『打ち替え』を行います。
開口周りと呼ばれる窓周りなどには、必ず防水テープが貼られています。
そこにカッターを入れて防水テープを傷つけてしまうと雨漏りに繋がるリスクがありますので、雨漏り診断士を取得している監督のもと、開口周りは『増し打ち』をするのがデフォルトです。
屋根塗装
このお家で一番劣化していたのが、スレート屋根の部分でした。
ひび割れ、欠けなどが沢山見つかりました😭
塗装前に、割れているところや欠けている部分を必ず補修します。
※一部画像の画質が悪いものがありますが、ご了承ください😣
屋根下塗り(シーラー塗装)
屋根下塗り(シーラー2回目)
屋根中塗り
屋根上塗り
本来下塗りで使用したシーラー塗装は1回がデフォルトですが、今回のスレート屋根はかなり劣化していたので、シーラーを2回重ねて下地を補強しました。
仕上がりの画像は最後にアップしております。
外壁デザイン塗装
外壁塗装工事を始める前に、実際の外壁にデザインのサンプルを沢山作成して、その中から選んで頂いたものを作り上げていきます。
使用した色はなんと・・・7色!!😳
これだけの数の色を使ったデザイン塗装は、弊社では初の試みです。
ただ塗り替えるだけであれば、単色でのぺっとしてしまいます。
このようなサイディングボードは、凹凸を利用すれば、かなりおしゃれな外壁に生まれ変わらせることが可能です。
塗り替えれば10年〜15年は色を変えれないので、せっかく塗り替えるならオシャレな外壁にしたいと思いますよね。
外壁塗装をしても必ず劣化する?
外壁塗装をしても、絶対に数年経てば劣化します。
劣化の原因の大きな要因となるのが、紫外線です。
塗料には
①樹脂 (塗料の性能を決める)
②顔料 (塗料の色を決める)
③溶剤 or 水 (塗料の塗りやすさを決める)
④添加剤 (塗料にさらなる性能を加える)
主にこれらの成分が含まれています。
その中でも、②顔料は塗料の色を決める成分ですが、その中に含まれる「酸化チタン」という白色に染めるための顔料が影響しています。
酸化チタンはチョークなどにも使用される白い粉で、白色に染めるための顔料、紫外線吸収剤として塗料にほぼ入っています。
この酸化チタンが紫外線を浴びると、”ラジカル”という劣化因子を発生させます。
ラジカルは、有機物を分解する性質があり、塗料に含まれる樹脂も有機物に含まれます。
つまり、塗料に紫外線が当たると、ラジカルが発生し、樹脂分(有機物)を分解させてしまうという特徴があるのです。
樹脂分が分解されると、顔料が表面に露出される「チョーキング」という現象が起こります。
チョーキングが起こると、防水性能はなくなり、塗装による塗り替えが必要になります。
最近よく使われているラジカル塗料というものは、ラジカル成分を抑制する機能が備わっている塗料のことです。
ラジカル塗料は各メーカーから色々出ています。
代表例は日本ペイントのパーフェクトトップ、SK化研のプレミアムシリコン、関西ペイントのダイナミックトップなどがあります。
一般的にシリコン塗料より上、フッソ塗料の下のような位置付けという感じですね
ラジカル制御機能が備わっている塗料を、総称してラジカル塗料と呼んでいます。
このラジカル塗料の耐用年数は、10〜15年です。
これだけの耐用年数を保ちつつ、コスト的にもそこまで高くないので、塗り替えで使用するにはコストパフォーマンスが最も優れている塗料だと思います。
弊社では、色々と検証した結果、日本ペイントの「パーフェクトトップ」シリーズが最も性能がいいと判断し、お客様が塗料にこだわりがなければ、そちらをご提案しています。
クリヤー塗装でコーティングすれば劣化速度が遅くなる
クリヤーというのは、透明な塗料です。
車の塗装やマニュキュアでも最後のトップコートで塗りますよね。
先ほどほぼ全ての塗料に、顔料が含まれていると記載しましたが、このクリヤー塗料にはその顔料が含まれていません。
つまり、クリヤー塗料はチョーキング現象が起こらないということです。
なので、こちらのお家では、劣化の進行遅らせるために、デザイン塗装が終わった後に、「UVプロテクトクリヤー(日本ペイント)」をたっぷりと塗ってコーティングしました。
さらに、UVプロテクトクリヤーシリーズを施した外壁は、「セルフクリーニング」と呼ばれる、表面に付着した汚れを雨が浮かせて流すことが できる機能も付きます。
また、防かび・防藻性があり、嫌なかび菌や藻の発生を長期間にわたり抑制することができます。
それらの性能により、住宅の外観を長期間清潔に、美しく保つことができます。
弊社では、最後にクリヤー塗料でコーティングすることを強く推奨しています。
塗り替えの金額は多少上がってしまいますが、最後にクリヤーを塗装するだけで耐用年数は伸び、長期間綺麗な外壁の状態を保つことができます。
参考になりましたら、幸いです。
施工完了後のビフォーアフター
担当者のコメント
この度はリーフデザインにご依頼頂きありがとうございました^_^
施工前の外壁に6色や7色のサンプル作成は初めての試みでした。
作業途中、色の変更や配色のご相談など僕たちも大変勉強に、そして貴重な経験をさせて頂きました。
間違いなく最高の作品になりました。
僕らの方こそ大変感謝です😭
デザインはもちろんの事、防水性能もばっちり仕上げましたのでご安心ください!
お客様のご感想
今回 ご縁があり Leaf Designさんに 屋根外壁 ベランダ 塗装をして頂きました
きっかけは
LeafDesignさんがお隣の屋根の施行時、我が家の屋根の ひび割れ 破損 を見つけてもらい それがご縁となり工事をお願いする事になりました
色んな説明や提案をして頂きました
特に 福山さん(副代表)の外壁見本が素晴らしすぎて、なかなか決めれなかったのですが 最後までお付き合い頂き 色変更にも応じて頂き 感謝しております
おかげで 大満足な素晴らしい外観に仕上げて頂きました
次も必ず Leaf Designさんにお願いします
どうぞ宜しくお願い致しますm(._.)m