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耐用年数20年?! 外壁をフッ素塗料で高耐久仕様に塗り替えました 大阪市阿倍野区

Before
After

ご相談内容

外壁の黒ずみや割れなどが目立ってきたので、一度見てほしい。

というご相談でした。

屋根の状態は見たことがないということでしたので、点検棒にカメラをつけて、屋根の状態も確認しました。

築15年前後で、まだ一度も塗り替えをしたことがないので、慎重に業者を選びたいとのことでしたので、こちらも信用していただけるように、現状と対策についてしっかりと説明させて頂きました。

 

施工データ

施工内容 外壁塗装
屋根塗装
シーリング工事
ベランダトップコート塗り替え
カラー 塗り分け
モノトーン系
施工エリア 大阪市阿倍野区
建物 3階戸建て
使用材料 【外壁】
下塗り:パーフェクトサーフ
中/上塗り/:ファイン4Fセラミック(ターペン可溶2液超低汚染形4フッ化フッ素セラミック変性樹脂塗料)
クリヤーコーティング:ピュアライド UVプロテクト 4Fクリヤー(高意匠サイディングボード用フッ素系外壁保護クリヤー)

【屋根】
下塗り:ファイン浸透シーラー
中/上塗り/:ファイン4Fベスト(ターペン可溶4フッ化フッ素セラミック変性樹脂屋根用塗料)

【付帯部】
ファイン4Fベスト(ターペン可溶4フッ化フッ素セラミック変性樹脂屋根用塗料)
工期 1ヶ月

施工前の現場状況

なんと、スレート屋根が割れて、釘が抜けたのか、ズレて落ちていました。
この破片が飛んで、他の家のぶつかっては非常に危険です。
また落ちた時に人に当たったら大惨事になります。
屋根板金を止めている釘を見ればわかる通り、シーリングなどで蓋をしていないので、雨に打たれて錆が出ています。
この錆が進行すると、釘が痩せ細って、どんどん抜けていき、最終的には板金を止める釘がなくなり、板金が風で飛んでしまうリスクもあります。
ボードの継ぎ目にはシーリングが入っていますので、お家が揺れた際に、このリシン吹きつけの外壁は割れることが多いです。
これでは、本来雨水からお家を守るはずの外壁から、雨水が入ってしまう恐れがあります。
太陽にさらされない方角にある外壁は、湿気が逃げずに、黒カビや苔が生えることがあります。
まさに、この外壁も黒カビが生えていました。

弊社からのご提案内容やカラーシュミレーション

弊社が提案したカラーシュミレーションです
ボードの型番の違いで塗り分けされている部分を、2色で塗り分けるという仕様です。
奥様の好みで、グレーと黒の配色で、その微妙な色の差で悩まれていました。

ご契約後の施工中の様子

足場組み立て

さぁ、工事を進めていきます。

まずは足場組み立て工事です。

飛散防止のネットもしっかり取り付けて、完了です

足場組み立て 足場組み立て

 

高圧洗浄

足場の組み立てが終わったら、まずはお家全体を高圧洗浄します。

屋根はずっと手を加えてなかったこともあり、塗料がチョーキングして高圧洗浄の圧力ですぐに禿げてしまうほど劣化していました。

旧塗膜が残っていると塗料がうまく密着しないので、古い塗膜と、汚れを丁寧に落としておきます。

外壁も黒ずみ汚れや黒カビがびっしりで、ベランダの床も長年の汚れが溜まっています。

洗浄できれいに全て除去します。

スレート屋根塗装前

シーリング工事

続いてはシーリング工事です。

このお家の外壁はALC(軽量コンクリート)の上に、骨材と呼ばれる小さな石が混ざった塗料を吹きつけしている外壁です。

本来この無機物が混入されている塗料が吹付されている外壁は、紫外線からのダメージに強く、お家の中の湿気も逃がしてくれるというメリットがあります。

ただ、石などの硬い骨材が入っている分、お家の揺れには追従できずに、割れやすいというデメリットもあります。

また、表面がゴツゴツしているため、汚れがつくと目立ちやすかったり、水分を含むと乾燥するまでに時間がかかるので、苔やカビが生えやすいという弱点もあります。

劣化状況を確認した時には、ALCの継ぎ目がほとんど割れているところや、紫外線が当たらない面の外壁は黒カビや苔が生えている状態でした。

実際、横の目地の割れから雨水が入ってしまい、ボードが沿ってきているという非常に危険な状態でした。

ボードの継ぎ目にある古いシーリングは撤去します。

窓周りなどの開口部分と呼ばれる場所には、中に防水テープが貼られており、カッターを入れて傷つけてしまうと雨漏りのリスクがあるため、増し打ちをします。

ノンブリードタイプのビューシール(コニシボンド)を打設していきます。

補修や下地工事

外壁の塗り替えと聞くと、塗料のランクを上げればお家の耐久性が上がる。と考える方もいらっしゃいますが、それは大きな間違いです。

確かに耐用年数が長い塗料を選んだ方が、塗料が劣化しづらいということは間違いありません。

しかし、塗り替え工事でも最も重要な工事がこの、『下地工事』です。

どれだけ高価な塗料、耐久性の高い塗料を塗るとしても

・下地の汚れが取れていない

・表面をケレン(研磨)して目荒らししていない

・錆止めや下塗りが入っていない など

このような手のかかる下地工事をすっ飛ばして、塗料を塗ってしまう業者も数多くいます。

そして、その下地工事が抜けているのかを見分ける方法はありません。

発覚するのは、塗り替えをしてから数年後です。

せっかく高価な塗料を使ったのに、すぐに色褪せてきたり、チョーキングしてきたり。

そのような塗り替え業者の選定を失敗しないためにも、業者選びの時には

・下地工事に力を入れているか?

・その担当は塗装技能士などの資格を有しているか?

・担当者が営業マンではなく、職人か?

・ちゃんと現場の進捗を管理してくれるような信用ができるか?

そのような部分を見られるといいかと思います。

フッ素塗料で屋根塗装

シーリング工事が終わったら養生をして、塗装をしていきます。

スレート屋根はセメントと繊維質の素材を練り合わせて作られています。

工場から出荷される時には、防水のために表面に薄い塗装がされていますが、常に紫外線にさらされる屋根では、その薄い塗膜はすぐに劣化して表面の防水が切れてしまいます

セメントできているので、塗膜がなければ、当然雨水なども吸ってしまう状態になります。

このまま塗料を塗っても、うまく密着せずに、吸い込みの激しいところと弱いところで、塗りムラができてしまいます。

なので、まずは吸い込みを止めるための、シーラーという下塗りを塗装します。

今回使用するのは、日本ペイントの『ファイン浸透シーラー(2液形エポキシ樹脂シーラー)』です。

これをたっぷりとスレート屋根に吸い込ませておけば、その上に塗る上塗り塗料もしっかりと密着し、塗りムラも少なく塗装することができます。

そして、今回上塗りに使用する塗料が、日本ペイントの『ファイン4F ベスト(ターペン可溶4フッ化フッ素セラミック変性樹脂屋根用塗料)』です。

日本ペイントの屋根用塗料の中では、最も耐光性の高い最上級の塗料です。

このフッ素の塗料を2回たっぷりと塗ります。

屋根は、外壁に比べて紫外線や雨風のダメージを受けやすく、劣化も早いため、外壁をラジカル塗料で塗装して、屋根だけフッ素ランクに上げて外壁と屋根の耐用年数を合わせる。

というのが弊社でもおすすめなのと、最近多くのお客様が採用してくれている塗り替えになります。

フッ素塗料で外壁塗装

このお家の外壁は、小さな石などを混ぜ込んだ塗料を吹き付けているタイプのものです。

紫外線には強いですが、お家の揺れに追従できずに割れるというデメリットもあります。

この外壁も屋根と同様で、このまま上塗り塗料を塗っても、吸い込みがあるところと無いところで塗りムラができてしまうので、必ず専用の下塗り剤を先に塗装して下地を整える必要があります。

下塗りが綺麗に塗装できたら、次は中塗り(上塗り1回目)です。

場合によっては、付帯部と呼ばれる破風板などを先に塗ることもあります。

今回は、薄いグレーと濃い黒色で外壁を塗り分けて、濃いめのグレーで付帯部を塗装する塗り分けです。

ただ、お施主様から一つお願いを受けました。

中塗りと上塗りの色を変えてほしい

これは、業者によっては中塗りを飛ばして上塗り1回だけで終わらせて塗料代をケチるような、悪徳業者がいまだに数多くいるという不信感からです。

中塗りと上塗りの色を変えるというのは、学校や施設などの公共機関一般的な手法です。

色を変えることで、確実に塗料を2回塗っているという証拠を残すとともに、塗り残しがないようにするためです。

弊社は中塗りを飛ばすというようなことは絶対にないのですが、お客様が希望する場合は、中塗りと上塗りの色を変えるということもします。

付帯部塗装

付帯部というのは、雨樋、軒天、破風板、庇、シャッターBoxなどなどの、お家の外壁以外で塗る必要がある細かい部分の事を指します。

この付帯部にも、今回は日本ペイントのフッ素の塗料を塗装します。

付帯部にはフッ素は不向き

という話も聞いたことがあります。

しかし、弊社では必ず塗料メーカーに塗装する部分を伝え、その塗料を塗装しても問題ないか?というのを確認しています。

日本ペイントのフッ素塗料は、雨樋などの樹脂部分や、庇やシャッターBOXなどの鉄部に塗装しても問題ありません。と回答頂いていますので、心配ご無用です。

古くからの固定概念で

〇〇は塗装できない

〇〇にはこの塗料は塗ってはダメ

という話も聞きますが、時代共に塗料や材料は進化していますので、常に最新の情報を仕入れ、時代の流れに順応できるように心掛けるようにしております。

クリヤーコーティングでさらに耐久性UP!

外壁に塗装した塗料は、紫外線のダメージを受けると、塗料の中に含まれる「顔料」と呼ばれる成分が表面に出てくるチョーキングという劣化現象が現れます。

しかし、このクリヤー塗料には、チョーキングの原因となるその顔料が含まれていません。

また、日本ペイントの『UVプロテクトクリヤー』は名前の通り、紫外線からのダメージを大幅に軽減する機能があります。

フッ素の塗料を2回塗って終わったとしても、耐用年数は15年前後ですが、その上にフッ素のクリヤー塗料でコーティングすることにより、紫外線からのダメージが軽減されて、チョーキング現象はなかなか起こらず、外壁の艶も長期間維持することができます。

また、クリヤーを塗装することで、防汚機能がアップし、汚れがついても雨水などで自動で流れてくれる『セルフクリーニング』の機能も付与されます。

「汚れが目立つのが嫌!!」

という方には、クリヤー塗料で、最後にコーティングする塗装仕様は、かなりおすすめです。

クリヤーコーティングについて詳しく書いた記事がこちら  ↓↓↓↓↓↓

気になる方一緒に見てみてください

 

ベランダ床防水塗装

このベランダ床はFRPという素材でできています。

FRPというのは、かなり強度があるにも関わらず軽量なため、船底などにも使われるようなもので、ベランダの防水槽としてよく使われています。

ただ、樹脂成分なので、紫外線に弱いという弱点があり、縮みや割れに繋がる恐れがあります。

なので、紫外線からFRPの防水槽を保護するために、トップコートとして表面に塗料が塗られています。

FRPにダメージがなければ、この表面のトップコートを定期的に塗り替えることで、長期的に防水が可能です。

このお家のベランダ床もトップコートが少し割れてきている程度でしたので、トップコートの塗り替えのみで対応しました。

 

ポストと支柱の吹付け塗装

今回、ポストとその支柱も塗装が劣化して、色褪せていたので、塗装をご提案しました。

外壁が綺麗になっても、よく目に入るポストが汚れていたら、もったいないですよね。

となりの伸縮門扉も塗装をご提案しましたが、交換するのと比較しても塗装による金額が少し予算オーバーだったので、断念されました。

ポストなどは、ローラーで塗装するよりも、スプレーガンで吹付した方が綺麗に仕上がります

施工完了後のビフォーアフター

Before
After
Before
After
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After

担当者のコメント

まず、この度は数ある会社の中から、弊社を選んで頂き、本当にありがとうございます。

現地調査から、お見積りまでかなり慎重に業者を選ぼうとされているお施主様の様子が伺えました。

お話の中で、その理由として隣のお家が外壁の塗り替えをした時に、足場をぶつけられたり、その業者の営業や職人の態度が非常に悪かったのだと教えて頂きました。

いくら金額が安くても現場の管理から、仕上がりまで、ちゃんとしてくれると信用できる人にお願いしたい」とお聞きしました。

外壁の塗り替えは確かに、仕上がりから耐久性まで、施工する業者によってかなりの差が出ると思います。

なので、僕たちリーフデザインは、しっかりとお客様の要望と期待に応え、ご満足のいく施工を心がけています。

その気持ちが伝わったのか、弊社に決めてくれて、施工させて頂きました。

以前の近隣とのトラブルもあるので、いつもよりもさらに気を引き締めて作業にかかりました。

最終的には色の配色も、仕上がりも大変満足いただけたようで、「また知り合いにも紹介するね」と言って頂けて非常に嬉しく思います。

また何かありましたら、何でもご相談ください。

 

お客様のご感想

リーフデザインさんに外壁塗装をお願いしました。

職人さんが、朝から気持ち良い挨拶から始まり、暑い中🥵丁寧に作業いただいています。

帰える時も本日の作業内容の報告をしていただいていますので安心して任せられます。

Googleの口コミより

 

リーフデザインさんに外装塗装をお願いしました。

見積もり作成から色決めまで丁寧に対応して頂きました。

疑問点にも分かりやすく説明して頂き大変頼りになりました。

業者選びに一番大切なポイントだと思います。

Googleの口コミより

 

夫の実家が外装塗装工事をしています。

シートが外れて仕上がりが見えました。

とても綺麗になっていて気持ち良く感じます。両親も大変喜んでいました。

Googleの口コミより

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